完全リタイアしたい。でも辞められない──立ちはだかる3つのハードル

セミリタイアではなく、完全リタイア(FIRE)を実現したい
そう考えたとき、誰もがぶつかる「見えないハードル」があります。

私自身、早期退職を決断するまでに、何度も立ち止まりました。

その理由は、大きく分けて次の3つです。

  1. 年金受給までお金が本当に持つのか

  2. 妻子が納得してくれるのか

  3. 世間体(近所・親・義理親)をどう乗り越えるか

どれも「お金」だけでは解決しない問題です。


ハードル① 年金受給までお金が持つのか

お金の問題については、
シミュレーションである程度まで可視化できます。

ただし、最終的には

  • 「いくらあれば安心できるか」

  • 「その数字を自分が本当に信じられるか」

この感情の問題に行き着きます。

正直なところ、
お金はいくらあっても「足りない」と思おうとすれば思えてしまいます。

突発的な出費、相場の暴落、想定外の出来事──
挙げればキリがありません。

私の場合は、

  • 投資運用をベースに生活する

  • 万が一、大きな損失が出たら
     → 月10万円程度の仕事(バイト含む)で補填する

という“逃げ道”を用意しました。

完全リタイアとはいえ、
「絶対に一切働かない」と決める必要はないと思っています。

重要なのは、
大きな失敗をしないために、投資の勉強と経験を積み続ける覚悟を持てるかどうかです。


ハードル② 妻子が納得するか(これが一番難しい)

一番簡単そうで、実は一番難しいのがここです。

日本では今でも、

働き続けること=正しい
働かないこと=怠けている

という価値観が根強く残っています。

妻も、どちらかといえば
この「一般的な日本人の感覚」に近い考え方でした。

子どもへの影響という不安

子どもは現在中学生です。

早期退職して専業主夫のような立場になれば、

  • 顔を合わせる時間は増える

  • 学習面のサポートはできる

というプラス面はあります。

一方で、

  • 「お父さんはなぜ働いていないのか」

  • 「それをどう説明すればいいのか」

という説明の難しさがあります。

アメリカなどでは、

  • 若いうちに一生懸命働く

  • 資産を築き、早期リタイアする

ことは「成功」と捉えられることも多いようですが、
日本では、まだその価値観は一般的ではありません。

妻から、

子どもが将来、仕事を長く続けられなくなるのでは?

と指摘されると、
正直、明確な正解を返すことはできません。

この問題は、
数字ではなく価値観のすり合わせが必要になります。


ハードル③ 世間体(近所・親・義理親)をどうするか

近所の目について

古いマンションに住んでいるため、
年配の方が多く、顔を合わせる機会も増えるでしょう。

ただ正直なところ、

  • 何か言われても気にしない

  • 「フリーで在宅の仕事をしている」で通す

このくらいで十分だと思っています。

他人の評価よりも、
自分の人生の方がはるかに重要です。

親・義理親という最大の壁

一番気が重いのは、親と義理親です。

どちらも70代で、今も自営で働いています。

そのため、

働かない=怠けている

という価値観が非常に強く、
何か言われ続ける覚悟は必要だと感じています。

親は近くに住んでいるため、
嘘をつき続けるのも現実的ではありません。

かといって、
すべてを正直に話す勇気もまだ持てていない。

この点は、
完全リタイアを選ぶ以上、避けて通れない問題だと感じています。


まとめ|完全リタイアの壁は「お金」より「人間関係」

改めて整理すると、
完全リタイアを阻むものは次の3つです。

  1. 年金受給までの資金不安

  2. 妻子の理解と価値観

  3. 世間体・親族との関係

特に、

  • ② 妻子が納得するか

  • ③ 世間体をどう乗り越えるか

この2つは、
ロジックと感情の両方を丁寧に整理する必要があると感じています。

お金の計算は、時間をかければ答えが出ます。
しかし、人の気持ちには「正解」がありません。

だからこそ、
この2つのハードルについては、
今後もじっくり考え続けたいと思います。

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