デュアルSIMで運用している場合で、楽天モバイルのRakuten Link 使用時、電話番号が非通知発信になる場合の回避方法です。
2023年12月末の楽天グループの株主優待をクロス取引で保有したところ、今回は、「楽天モバイル」特別ご優待「音声+データ30GB/月」プラン(「音声+データ30GB/月」プランを1年間無料にてご提供)を貰えることになりましたので、申し込みを行いました。
本株主優待では、通話無料アプリは、Rakuten Link Officeアプリでの利用となりますが、楽天Linkでも同仕様だと思いますので、参考にして頂ければと思います。
Rakuten Link Officeアプリの仕様として、楽天モバイル回線を利用していない場合は電話番号非通知発信となります。
楽天モバイルのサイトにも以下記載があります。
【モバイルデータ通信、通話/音声回線を楽天モバイルに設定してください。
・Rakuten Linkは楽天回線で使用することを前提としたアプリであるため、使用する回線に他社回線を設定している場合は動作保証外となります。
・Rakuten Linkでの発信を通知させるためには、モバイルデータ通信、通話/音声回線ともに楽天モバイルのSIMを設定してください。】
ただ、現時点では、検証した結果、「通話/音声回線」だけが、楽天モバイル回線設定になっていれば、電話番号は通知されましたので、その設定方法を記載します。
Android スマートフォンでの設定になります。
①スマホの「設定」アプリで「ネットワークとインターネット」を選択
②デュアルSIMのキャリア回線のいずれかを選択。(どちらを選択しても良いです。)
③「通話の設定」を選択
④「楽天回線」を選択
⑤以下設定になっていれば、通知発信となります。
ただ、この設定だと、通常の「電話アプリ」利用時にも楽天モバイル回線(通話料有料)をつかんで発信することになり、課金されてしまいますので、(例えばもう一つのSIMのキャリアでは、5分間無料等契約していて)通常の「電話アプリ」での発信時は、もう一つのSIM回線の電話番号を利用したい場合(この画面ではLINEMOの電話番号で発信したい場合)は、以下の設定をすると運用が楽になると思います。
⑥ ③の「通話の設定」を選択後、「毎回確認」を選択
⑦以下設定を確認
⑧通常の「電話アプリ」利用時に都度どちらのキャリア回線を利用するか確認されますので、誤って楽天モバイル回線(通話料有料)をつかんで発信することを防ぐことができます。
補足として、
・SMSの設定は、楽天モバイルにする必要はありません。
「+メッセージ(プラスメッセージ)」はドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3社のMVNOキャリアも含め利用できますが、楽天モバイルは利用できません。
と思い、SMSの優先設定を、楽天モバイルにして、検証してみましたが想定とは異なり、スタンプ等も送れました。デュアルSIMで3社の回線のいずれかを利用していれば、問題無いようです。それでも、あえてSMSの優先設定を、楽天モバイルにするメリットは無いと思います。
・Wi-Fiの設定はon/off どちらでも、番号通知される。
Wi-Fiの設定はonでも、電話番号通知されます。ただ、楽天モバイルの回線がつかめていないと非通知になるようです。(楽天モバイル回線がつかめないところで発信する検証はできていませんので動作は不明です)
・モバイルデータ通信の設定は、楽天モバイルにする必要はありません。
冒頭に記載したように、モバイルデータ通信を楽天モバイル設定にしなくても電話番号は通知されました。(2024.4月時点)
今後仕様変更はあるかもしれません。
実際の運用は、「データ30GB/月」なので、モバイルデータ通信の設定は、楽天モバイルにしており、回線が不安定な時は、都度、もう一つのSIMのキャリアに設定変更しようと思います。(数日使ったころ、自宅や、駅周辺、地下街等も楽天モバイル回線をしっかりつかんでいるので、サービス開始当初に比べ安定しているようです。旅行先など遠方だと厳しいのかもしれませんが。)